大相撲の春巡業は6日、静岡・富士市で行われ、横綱日馬富士(29=伊勢ケ浜)が、部屋の垣根を越えて若手力士らを指導した。

 朝稽古では土が滑りやすかったため、土俵に上がらなかったがその分、ほかの力士の相撲に目を光らせた。

 夏場所での新入幕が濃厚な荒鷲(27=峰崎)や貴ノ岩(24=貴乃花)、千代鳳(21=九重)らにその都度、身ぶり手ぶりでアドバイスを送った。

 「正しい形になれば、もっと簡単に勝てるからね。それを教えているだけです」と話した。本場所で対戦する可能性がある相手を、強くしようとする指導。「相手が間違っていたら、黙って見過ごすわけにはいかない。それが次の世代のためになる。横綱として?

 いや、人間としてですよ」とさらりと言ってのけた。