週刊現代の八百長疑惑記事をめぐり、日本相撲協会と朝青龍ら力士が、発行元の講談社などに名誉棄損で約6億5000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟が11日、東京地方裁判所で結審した。判決は来年3月26日。和解勧告はなく、双方が最終準備書面を提出。原告側で同協会の代理人、吉川精一弁護士は「被告側は朝青龍らが八百長をしたという立証をできていない。勝訴を確信している」と話した。同訴訟は06年九州場所で朝青龍らが八百長をしたとする同誌の報道について争っている。被告側代理人の的場弁護士は「仮に敗訴でも、大相撲に八百長があることを認めるような文言があれば、痛み分けという見方も」などと話した。