<大相撲名古屋場所>◇9日目◇19日◇愛知県体育館

 モンゴル出身の東幕下4枚目城ノ龍(26=境川)が、4勝1敗と勝ち越しを決め、秋場所(9月12日初日、両国国技館)の新十両昇進が有力となった。仲の国を珍手の「ずぶねり」で破った。

 ◆ずぶねり

 低く四つに組んで頭を相手の肩か胸につけて食い下がり、相手の差し手を抱え込むか、ひじを押さえつけるようにして、手と首をひねりながら頭を軸に倒すこと。頭を使ってひねり倒すことから「頭捻り」といい、そこからなまった。幕内では98年春場所5日目、旭豊が寺尾に決めたのが37年ぶりで、それ以降も出ていない。