<卓球:世界選手権>◇30日◇男子シングルス2回戦◇横浜アリーナ

 マツケン兄弟の兄・松平賢二(20=青森大)が、世界選手権3連覇を狙う王励勤(中国)から1ゲームを奪う健闘を見せた。試合は1-4(7-11、12-14、5-12、11-9、8-11)で敗れた。

 この日の2試合を振り返った松平は「1回戦は、3月のカタールオープンで0-4で負けた相手にリベンジできてよかった。2回戦は(世界王者相手に)1ゲームを取ったけど悔しいですね」と話した。負けはしたが堂々たる戦いぶりで、第2ゲームはジュースまで持ち込み、第4ゲームは奪取した。「王と自分との差を実感できた。ビデオで見ると迫力があったが、思ったよりもラリーになった」と悔しい敗戦にも収穫十分のシングルスだった。