<卓球:世界選手権>◇1日◇混合ダブルス3回戦◇横浜アリーナ

 夫婦ペアでメダルを目指した田勢邦史(27=協和発酵キリン)美貴江(29=十六銀行)組は、ドイツのズース・シャル組に1-4(11-6、2-11、1-11、7-11、6-11)で敗れた。

 第1ゲームを奪ったが、第2ゲームから相手のペースにはまり、最後まで立て直せなかった。「戦術を変えられて、打ち急いでしまった」と美貴江が分析。邦史も「メダルを獲得できなくて残念」と悔しがった。

 史上初めて夫婦で世界選手権代表になった2人は、日本国内だけでなく、中国をはじめ各国メディアからも注目を浴び、試合後は複数の取材を受けるほど。邦史が「勝っても負けても(妻が)輝いていることに変わりない」とのろければ、美貴江も「この大会を通じて夫婦間のきずなが強まりました」とほおを赤らめた。期待の大きさと仲の良さで、2人はさらなる進化を目指す。