<卓球:世界選手権>◇1日◇男子シングルス3回戦◇横浜アリーナ

 18歳の松平健太(青森山田高)が、世界ランク30位のガルドス(オーストリア)を4-2(11-8、11-6、9-11、11-7、8-11、11-6)で破り、4回戦に進出した。

 ランク101位の松平が、前日の世界ランク12位の呉尚垠(韓国)に続いて格上の相手を破った。「ペース的に有利だった。ベスト16は大会前からの目標でした。達成できてすごくうれしい」と笑顔を見せた。ここまでの快進撃を「ベンチの吉田先生のおかげです」と松平を指導する青森山田の吉田安夫総監督に感謝した。吉田総監督はこの日も絶妙なタイミングでタイムを取り、気持ちを集中させた。

 4回戦では昨年の北京五輪シングルス王者の馬琳(中国)に挑戦する。吉田総監督は「勝負はやってみないとわからない」と期待を寄せる。3度目の大物食いがあってもおかしくはない。