広島にとっては勝ちきらなければいけなかった試合だった。僅差の終盤、DeNAはミスを連発。野球にミスが付きものではあるが、あれほど立て続けにミスすれば流れは変わる。そんな流れに乗れなかったことで追いつかれ、そして勝ち越された。反省の残る敗戦となった。

結果的に勝ちパターンの投手が打たれて敗れたが、どんな中継ぎ投手でも毎試合抑えられるわけではない。1イニング、1つのアウトを取ることはとても難しい。ただ、栗林の状態は気がかりだ。昨季までの姿とはかけ離れているように映る。空振りを奪うだけでなく、カウントも取れていたフォークが今年は投げ分け切れていない。

要因は直球にあるのではないか。球速は出ていても、球威が感じられない。特徴ある角度ある真っすぐを投げ切れていない。投球の基本はやはり、直球だ。直球が良くなければ、武器であるフォークも生きない。当然カーブやカットボールという変化球も効果的でなくなる。前日22日は捕手側に突っ込んだようなフォームが、この日は軸足の右足に重心が残ったまま投げているように感じられた。コンディションが万全であっても、フォーム修正を含め、1度出場選手登録を抹消してリセットする期間を置くことも考えなければいけないだろう。(日刊スポーツ評論家)