前半戦を折り返す前の首位決戦は、阪神が連勝で突き放しにかかったが、DeNAにしぶとく1つ返された。
真弓 阪神としてはDeNAとのカード2勝1敗で十分だ。交流戦明けはずるずるいきそうなところもあったので怖かったが、よくしのいできた。不調だった青柳が先発に戻ってきたし、森下が力を発揮して勢いをつけたのは明るい材料だった。後半戦を戦い抜くための戦力が整ってきたといえる。そういう3連戦だったとみている。
開幕戦以来の対戦になったサウスポー石田には、5回を投げきられ、わずか3安打で得点することができなかった。
真弓 石田には低めのボールになるような変化球を振らされるケースが目立った。左右両方の打者がインコースを攻められ、キャッチャーの山本のリードもあったかもしれないが、うまく変化球でかわされた。阪神ではどうしても佐藤輝が打てないところが目立ってしまう。迷っているというか、自分で自分の姿が見えていないようだ。
4回1死一、二塁、石田の1ボール2ストライクからのカットボールに空振り三振を喫した。6回は1死一、二塁から森原の高めストレートに空振り三振。8回は伊勢のフォークに食らいついてなんとか右前打を放ったが、調子が上がってきそうな気配はない。
真弓 たくさん修正点はあるが、すべてを一気に克服することはできない。最優先すべきは、シンプルにバットを最短距離で出すことだ。下半身でリードできないからバットのヘッドが体から離れている。もっと左足を使って、左腰で押し出していくこと。練習はバットを内から、内からを意識し、そしてセンター返しを繰り返す。それができれば逃げていく変化球もファウルにできるはずだ。ここは自分で乗り越えないといけない。【取材・構成=寺尾博和編集委員】




