阪神が今季初の対外試合で、楽天に快勝し、藤川球児監督(44)が初陣を飾った。日刊スポーツ評論家で元近鉄、日本ハム、楽天監督の梨田昌孝氏(71)が藤川阪神の初陣を解説した。
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阪神は初回無死一塁の場面でエンドランを仕掛けた。この時期にこういう作戦を見せておくと、「今年は動くんだな」と印象づけられる。他球団が警戒し、考えさせるということも必要だ。昨年は四球の数が減るなど、出塁数が少なくなった。そうなると作戦面はどうしても消極的になる。シーズンでは近本、中野の1、2番コンビで仕掛けていきたいはずだ。初回は動いて、先制点につながったのはよかったのではないか。
ブルペンをチェックしたが、投手陣は今年も楽しみだ。それだけにいかに攻撃力を上げるか、1点をいかに取るかが大事になる。その点では3回に反省材料があった。無死二塁でヘルナンデスの中堅フェンス際の飛球に、佐藤輝が三塁に進めなかった。1死三塁と1死二塁では、次の打者にかかるプレッシャーが違う。今年初の対外試合ではあるが、こういったミスは公式戦でも必ず出てしまう。もちろんコーチは指導するだろうが、選手同士でミスを指摘し合うのが大事だ。その意識がチームプレーを生む。
攻撃面ではヘルナンデスに魅力を感じた。変化球とインサイドの対応に注目していたが、外角のスライダーをしっかり見極め、2つの四球を選んだ。外国人選手によくある打ち気にはやる感じがなく、選球眼がいい。フリー打撃では強引さを見せず、広角に打ち分けていた。久しぶりに粘っこい外国人バッターを見た。大山や佐藤輝ら日本人選手がレギュラーではあるが、昨年も調子を崩して、2軍に落ちた経緯がある。そういった時には十分に代役が務まるだろうし、ひょっとしたらポジションを取るかもしれない。十分に戦力になる。攻撃陣の層が厚くなる。




