野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(63=日刊スポーツ評論家)。

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阪神の強さが際立つ1週間になった。6試合で4度の完封勝ち。こうなると投僅差のゲームでも投手力で拾っていける。もちろん、先発陣がそろっていることに間違いないのだが、ブルペンも豊富。守護神岩崎を中心に湯浅、及川、岩貞、石井と安定感がある。2軍調整していた桐敷も最短10日で戻ってきた。

藤川監督は開幕からどの選手を使えるのかを見極めてきたと思うが、ここに来てブルペンの役割がはっきりしてきている。投手の総合力でいうと12球団でNO・1じゃないかと思う。

交流戦は、その阪神の投手陣が、破壊力のあるパの打者とがいかに対峙(たいじ)するかだろう。パ・リーグの打者はなんせ真っすぐに強い。と言うよりも意識が違う。真っすぐをフルスイングという意識が強い。タイミングが外れて変化球に合わせようという感じではない。そのままフルスイングする。ここにどう対応するかだ。

阪神の交流戦日程に目を移せば、パ・リーグ首位の日本ハム戦から始まり、2位オリックス戦と続く。ここがポイントになる。この2カードをうまく勝ち越していきたい。ここが負け越し、負け越しとなるとアレっとなってしまう。オリックスの打力はもちろんだが、日本ハムは何をしてくるか分からないチーム。警戒が必要だろう。

何が起こるか分からないのも交流戦だ。セ・リーグの球団は特にその意識が強いだろう。ひと昔前(15年)には、中畑さんのDeNAが首位で交流戦を迎えて12連敗ってこともあった。難しさの1つが「DH」だろう。

セ・リーグの投手は慣れていないということは事実。1死から送りバントってこともないだろうし、DHが入ってくることで作戦も変わる。阪神だって昨年、一昨年とセ・リーグ首位で迎えたが、いずれも勝ち越すことはできなかった。

セ・リーグでは開幕から巨人岡本、ヤクルト村上など主力の離脱が相次いだ。その点で言えば、巨人はしぶとく来ている。広島だってリーグ4位だが、投手力を考慮すれば、まだまだ上がり目がある。交流戦の18試合を終えてガラリと順位が入れ替わっている可能性だってある。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その2
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【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その1
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【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その3
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【イラスト】25評論家予想セ・リーグ その4
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