藤浪や大山ら阪神の12選手がフェニックス・リーグに参加するため、宮崎入りした。CSはDeNAにファーストステージで悔しい敗退。だがみんなしっかり気持ちを18年に切り替え、引き締まった表情だった。

 その中にドラフト5位糸原健斗内野手(24)もいた。7月に右膝の内側側副靱帯(じんたい)損傷で離脱したが、懸命なリハビリで10月初旬のフェニックスリーグ開幕戦で実戦復帰。その後CSで1軍に呼ばれ、再び宮崎にやってきた。「もう来年が始まっている。来年につながるようにしたい」。来季は1年を通しての活躍が目標だ。

 故障前の7月、ラスト5試合は15打数11安打で打率7割3分3厘と打ちまくった。復帰したCSも5打数2安打で打率4割。良い感覚をキープしてこの秋の鍛錬に臨む。実戦派の24歳。たくさんレベルアップできれば、来年がとても楽しみだ。【阪神担当 山川智之】