新時代の「令和」スタートとなった昨年5月1日に比べると、ちょうど1年であまりにも日本は様変わりしてしまった。慶祝ムードの昨年から一転して自粛列島となってしまった。
全国に発出された緊急事態宣言はゴールデンウイーク明けどころか、さらに1カ月の延長となる見込みだ。プロ野球界も歩調を合わせざるを得ない。見えない「開幕」は6月中旬の希望も消え、また後ずさりしそうな気配である。
3勤1休のスケジュールで自主練習に励むホークス選手たちも、さらに強い気持ちでモチベーションを保ち続けなければならない。福岡・筑後市のファーム施設でこの日、投手練習を見守った田之上2軍投手コーチも「いつになれば開幕できるのでしょうか」と、不安そうに話した。ペイペイドームでの練習同様、野手、投手の担当コーチがシフト制で練習を見守り、選手の動きをチェックしている。1カ月の自主トレがさらに1カ月ほど延長されれば、メンタル面のコンディション維持も厳しさを増すだろう。
厳しい環境の中、気持ちを切らさず1軍マウンドを夢見てトレーニングに励む姿もある。3月16日にリチャード内野手(20)とともに支配下登録された尾形崇斗投手(20)だ。「1クールで2日はブルペンに入って投げています。しっかりやっていると思います」と田之上コーチも期待の右腕を頼もしく見守っているようだ。オープン戦5試合に登板し、1勝0敗、防御率0・00。3月15日の広島戦(マツダスタジアム)では4回61球を投げ1安打無失点。「開幕切符」に大きく前進していただけに、コロナ禍に心を折ってはいられない。早くそんな若手の実戦投球が見てみたいものだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】




