何とも陽光がまぶしかった。待ちに待った開幕を3日後に控えた16日、ソフトバンクは本拠ペイペイドームで全体練習を行った。ドーム屋根が開き、グラウンドからは梅雨の晴れ間が青々とのぞいていた。オリックス、阪神、広島との練習試合の計12試合を6勝5敗1分けで終えた。勝敗は度外視しても、6本塁打を放った柳田を筆頭に打線は堅調。投手陣も先発6投手に中継ぎ、抑えと充実した顔ぶれで3カ月遅れのオープニングを迎えることができた。

それにしても久々のルーフオープン。工藤監督の発案だったらしい。夏場の暑さ対策も兼ねてのものだったが、残念ながら午後から行われた実戦形式のシート打撃前に屋根は閉じられてしまった。内野スタンドに設置されていた応援ボードが吹き飛ぶほど、風が舞って心地よさも感じたが、屋根を閉めてからは蒸し暑さが戻った。対策になったかどうかは疑問符だが、自粛生活からドームでの自主練習、屋内試合と「屋内生活」が長いチームにとってはいい気分転換になったのかもしれない。

グラウンドに背番号「1」の姿はなかった。今季プロ20年目を迎えた内川は03年の横浜(現DeNA)以来、17年ぶりの開幕2軍となった。練習試合は7試合で21打数1安打。「結果重視」の監督方針で名球会男もファーム発進となった。4、5月の自主練習期間中。ドーム練習に通った内川を見てうなったのは金星根コーチングアドバイザーだった。「自主練習でも高い目的意識を持って練習している。スライディング練習していたのは内川だけでしたね」。プロは結果の世界。とはいえ、プロセスを見守る目も必要では、ある。【ソフトバンク担当 佐竹英治】