ロッテ佐々木朗希投手(19)が16日、西武戦(ZOZOマリン)で1軍初登板した。球場には今季最多となる1万2918人が訪れ、デビューを見届けた。
来場者を対象に、ツイッターでアンケートをお願いした。設問は「佐々木朗希投手の投球を球場で見るのは初めてですか?」。689人にご回答をいただき(ご協力に感謝します!)、「初めて」の回答は66パーセントとなる458人だった。
実戦デビューとなった3月12日のオープン戦中日戦でも、同様のアンケートを行った。516人のご回答で「初めて」は89%となる459人に及んだ。
高校時代は163キロで話題になっても、ほとんどが岩手県内での試合で、実際に投球を見たことがあるファンの数は限られた。プロでの実戦登板が始まり、9割のファンが見たことのなかった朗希は、3分の2のファンが見たことのなかった朗希、に変わった。
ツイッターにお寄せいただいた観戦の感想もほんの一部、紹介したい。
「試合前調整でグラウンドに姿を現した瞬間のスタンドの雰囲気が独特ですごかったです」
「投げた後、捕手のミットに球が届く3分の1手前から加速するように見え、同じ球速でもとても速く見えました」
「キャッチボールでお姿拝見の時点で涙が出そうになりました」
「両ベンチと観客をマウンド上で引きつけ、1つに束ねる力を感じました」
「試合開始前から今まで感じたことのない独特な雰囲気で、鳥肌が立ちました」
「テレビではズドン!というイメージでしたが、実際に投球を見て丁寧にスッ!というイメージに変わりました」
「とうとう、本当にとうとう見られました。何日も前から楽しみでした。緊張感と高揚感。こんな気分にさせてくれた投手は久しぶりです」
球速だけではない何かがある。“目撃者”は投げるたびにどんどん増えていく。【ロッテ担当=金子真仁】