18年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた23年シーズンの阪神は、言うまでもないが「ドラフト1位」の活躍が光った。全143試合に4番で出場した大山悠輔内野手(28)を始め、不動のリードオフマンとして打線をけん引した近本光司外野手(28)、自己最多の24本塁打&92打点とチーム2冠の佐藤輝明内野手(24)、新人ながら中盤戦以降で躍動した森下翔太外野手(23)が大きな存在感を示した。

上記の4選手が、今季のチームのお立ち台トップ3を独占した。ビジターでのヒーローインタビューを含め、佐藤輝が断トツの14回。2位は森下の9回、3位は大山、近本の8回。成績だけではなく、勝負どころでの活躍が目立った証拠だ。勝利打点でいえば、1位は大山の「15」、2位は佐藤輝の「10」、3位は木浪の「8」だった。

他球団を見ても、ここまで多くの「ドラフト1位」選手が主力として力を発揮しているチームはあまり見受けられない。1位指名の選手でも日の目を見ずに球団を去る選手も多くいる。阪神の球団首脳が近年抱いていた「長期的に戦えるチームをつくるためにも、生え抜きのドラフト中心で、日本人選手の中軸をつくりたい」という目標が実を結び、「リーグ優勝」につながったといえる。

阪神の「ドラフト1位」に限れば、他にもブルペンの最年長として引っ張った岩貞祐太投手(32)、投打の二刀流で存在感を示し、今季5勝を挙げた西純矢投手(22)も優勝に貢献した。1位指名のプレッシャーをはね返し、それぞれ努力を重ねたことで、結果的にタレント集団が生み出された。ポストシーズン、来季以降も阪神の「ドラフト1位」から目が離せない。【阪神担当 古財稜明】

◆近年の阪神ドラフト1位

【22年】森下翔太

【21年】森木大智

【20年】佐藤輝明

【19年】西純矢

【18年】近本光司

【17年】馬場皐輔

【16年】大山悠輔

【15年】高山俊

【14年】横山雄哉

【13年】岩貞祐太

【12年】藤浪晋太郎