気持ちをしっかりリセットしてグラウンドに足を踏み入れた。
ソフトバンクの宮崎キャンプは第4クールがスタート。これまで自主練習の特権が与えられていた「S組」もチーム合流となった。
「今日からチームに合流ですからね。それに合わせてです」。大きな背中に新しい番号「5」を背負って山川はニコリと笑った。今キャンプ初めてユニホームに袖を通した。これまでの調整期間はフリースやパーカ姿で練習。新ユニホームは着用しなかった。「まだまだ寒いから」。グラウンドコートも着込んだりしたが山川なりのこだわりがあった。キャンプインはプロ野球選手にとって「元日」のようなものと言われる。新シーズンに向けての節目の日は何より大事にしたかったのだろう。チーム合流日とされた「2・15」は山川にとっての元日だった。
快音を響かせスタンドを沸かせた。柳田とともに打撃ケージに入ったメイン球場でのランチ特打。ポンポンと外野席に飛び込む豪快な打球にスタンドから歓声と拍手が起こった。「プロ野球はエンターテインメント」。そう言ってはばからない。ファンの視線は何よりも心地いい。
約2週間の調整期間はチームより1時間ほど早く球場入り。後輩リチャードとともにバットを振った。10時間に及ぶ練習日もあった。休日だった14日も休日返上で汗を流した。練習後には宮崎市内のラーメン店で腹ごしらえ。自主トレから指導してきたリチャードには実戦に向け「全力で結果を出せ」とハッパをかけた。初実戦は26日の対韓国ロッテ(宮崎アイビー)を予定。2年連続のキングに向け、頼れる「4番」のハートも高まってきた。




