日刊スポーツ記者がお勧めする全国の有望選手にスポットを当てる「ピカイチ投手編」。

 今秋ドラフト候補に成長した龍谷大平安(京都)・高橋奎二投手(3年)が最後の夏に臨む。右足を高く上げるライアン投法で昨年センバツ制覇の原動力になったが、気持ちの弱さが弱点。今月のトレーニングで目標タイムを切れず、原田英彦監督(55)に甘さを叱られた。目の色を変えて練習に励むようになり、監督も「見違える球を投げるようになった」。今年のセンバツは初戦で敗れ「自分を磨く努力をしないと勝てない」(高橋)と実感。3季ぶり甲子園制覇を狙う古豪の先頭に立つ。