双子じゃない同じ1年生の兄弟が、岩手の開幕日を熱くした。

 大野の林下兄弟がそろって2打点を挙げ、初戦突破を呼び込んだ。99年4月22日生まれの兄勝也が2安打、00年3月29日生まれの弟健吾は1安打。誕生日が異なる同学年の兄弟は珍しいが「つなぐバッティングができた」と兄が言えば、弟は「練習通りのことができた」と声を弾ませた。

 兄は投手で背番号11、弟は捕手で背番号2。小学4年からバッテリーを組んでいる。この日勝也の登板がなかったが、12日の2回戦は兄弟バッテリーで臨む。相手は優勝候補の花巻東。「特に相手を意識しないで、自分の投球に集中する」と勝也は話した。