春季県大会４強の橘が、勝った。

　福田茂監督の息子で３番遊撃・福田耕平内野手（３年）が、１回１死一塁からチーム初安打を放ち、打線を活気づけた。１回一気に４点を先制し、試合の主導権を握った。２安打２得点をマークした試合後は、父とガッチリと握手した。「２本ヒット打ちましたけど、６回の（３点につながった）四球を選べたのが良かった。みんなに『秋山！』と言われました」と、前日１４日の楽天戦、延長１０回に四球で出塁しサヨナラ勝利を導いた西武秋山を例に出し、チームに貢献できたと喜んだ。「春４強と言われますが、準決勝で負けてますので。その悔しさは忘れていません。テッペンを取るんだと、みんなで話してます。父と一緒にもそうですが、みんなと一緒に甲子園に行きたいで」と話した。