白樺学園が甲子園に出場した11年以来4年ぶりの準決勝進出を決めた。

 稚内大谷との接戦を制した。1回に7安打を集中させ一挙6得点で大量リードを奪ったが、2回に4失点。以降両チーム小刻みに点を重ね、2点リードの9-7で迎えた9回。連打を浴びて1点差に迫られてなおも2死二、三塁、逆転のピンチ。4回から救援の192センチ右腕河村説人(3年)が最後の打者を空振り三振として逃げ切った。白樺学園は16安打、稚内大谷は12安打で、両チーム2ケタ安打の打撃戦だった。

 戸出直樹監督(39)は「最終回は慌てず1つ1つしっかり守ってくれた」と、4強入りにほっとした表情を浮かべていた。