連覇に挑む東海大相模(神奈川)が藤嶺藤沢にコールド勝ちし16強を決めた。

 ドラフト1位候補で、最速149キロ左腕の小笠原慎之介投手(3年)が今大会初先発。初回先頭打者に内野安打を許した後は、2回から5回まで無安打に抑えた。最速はDeNAのスピードガンで147キロ。内外にきっちり投げ分け、チェンジアップを織り交ぜながら毎回の12三振を奪った。うち9個が空振りで「空振りが増えているのは大きな収穫です」と7回3安打無失点の内容に笑顔を見せた。ネット裏には巨人、阪神、DeNA、楽天のスカウトが訪れた。阪神中村GMは「格が違う。(県岐阜商の)高橋くん含め高校生の3本指に入る」と評価した。