早実(西東京)清宮幸太郎内野手(1年)が、今日24日の準決勝(午前9時開始予定、神宮)で日大三と対戦する。最大のライバルとの大一番に向け、清宮は「例年強くて、打ってくる印象がある。でも、相手は関係ないので」と闘志を燃やしている。

 打ち合いなら望むところだ。早実は今大会4試合で40得点。清宮も全試合で安打をマークし、打率は6割1分5厘。待望の夏1号については、22日の準々決勝後に「(神宮は)カットしただけのファウルでも、よく飛んだ。芯に当たれば入ると思う」と自信をのぞかせた。

 対する日大三は、4試合で得点36、失点3と投打で圧倒してきた。小倉全由監督(58)は「うちの打線も負けてない。清宮君? 上等じゃん、という感じ」と真っ向勝負を宣言。

 “清宮フィーバー”対策も強化される。準々決勝は1万3000人の観衆が詰めかけた。東京都高野連は準決勝以降の開門を通常より30分早め、午前7時30分に変更すると発表。同関係者は「注目されているカードですし、混乱を避けるため」と説明した。