中京大中京(愛知)は逆転負けで、32年ぶり5度目の優勝を逃した。

 初回に2点を先制し、7回に佐藤勇基内野手(2年)のソロで3点目を追加。だが8回、エース上野翔太郎(3年)が6安打を打たれて4点を失い、9回にも高校日本代表のチームメートだった杉崎成輝内野手(3年)に3ランを打たれた。だが9回2死からの3連打で2点を返し、名門らしい粘りを見せた。

 進学予定の上野は3年間を振り返り「つらいことも多かったけれど、頑張ってやってきて良かったと思います。きょうは楽しかった。大学ではストレートの質をもっと上げられるようにしたい」と笑顔で語って紀三井寺をあとにした。