早実・清宮幸太郎内野手(2年)が高校通算53号となる2ランを放ち、ベスト8入りに貢献した。

 リーダーシップも発揮した。試合終盤に金子銀佑主将(3年)が足をつって交代。積極的にチームメートに声をかけた。「去年の経験がある自分が声をかけることは、すごく意識している。金子さんが出られなくても(交代出場した)中岡さんがカバーして、みんなで勝てた」と胸を張った。

 スタンドには、前主将で早大1年の加藤雅樹捕手らが応援に駆けつけた。尊敬する先輩の前での1発に「試合前から『きよみやー!』と声をかけてもらって、リラックスできた。成長した姿を見せられたかな」と笑った。