春夏連続甲子園出場を目指す東海大市原望洋が、守りのミスでバタバタしながらも初戦を突破した。

 チームの動揺を救ったのは背番号16、1年生の八木原諒投手。3-1の5回途中、先発の早川史恩投手(2年)が相手打者の顔面に死球を与えてしまった。ここで浜崎雄作監督は1年生をリリーフに送った。八木原は落ち着いた投球で3番神代を空振り三振、続く打者には死球を与えたが5番吉野を二ゴロに仕留めた。続く6回は3者連続三振と相手に傾きかけた流れを断った。

 結局、八木原は最後まで投げきり4回2/3を5安打1失点に抑え勝利投手となった。「鎌形さん(背番14の控え投手)が投げると思ったんですが急きょ、自分が行きました。3年生は最後になるので自分ができることをやって助けたい」と話した。

 浜崎監督は「1年生ですが落ち着いて投げられるし制球が良いので」と話した。この日はプロ注目右腕の金久保優斗投手(3年)はブルペンで肩をつくったが登板しなかった。