全国高校野球(7日開幕、甲子園)に初出場する藤枝明誠(静岡)のエース久保田蒼布(そう=3年)が3日、シート打撃で「らしさ」を発揮した。この日、チームは京都・亀岡市内で練習。久保田は、7月26日の県大会決勝以来8日ぶりに打者を相手に投球した。控え組を相手に初回に3連打を浴びて1点を失うも、2回以降は走者を出しながら得意のスライダーとチェンジアップを低めに集め、決定打を許さなかった。結果、6回8安打1失点。コントロールは良く1四球、6奪三振だった。

 久保田 コントロールと、ゴロを打たせることを意識しました。真っすぐはキレて走っていたし、変化球も決まりました。

 正捕手の服部恵汰(3年)も「直球も変化球も、県大会準決勝、決勝よりよくなっています」と言った。今日4日には、大阪市内で組み合わせ抽選会が行われ、初戦の相手が決まる。試合が待ち遠しい久保田は「チーム状態もいいですし、なるべく早く、2日目か3日目にやりたいです」と話していた。【鈴木正章】