11年連続14度目出場の聖光学院(福島)は第3日の9日第3試合で初出場のおかやま山陽(岡山)と激突する。初戦の相手が、昨年のクラーク(北北海道)に続いて初出場校に決まった斎藤智也監督(54)は福島弁で決意を語った。

 「連続出場っていう責任はある。参加賞を取りにきたつもりもない。甲子園に来るだけで弱えなーっていう印象を打破しなきゃいけない。ラストチャンスだ、ぐらいのつもりでやんなきゃない。上位まで食い込みたいね」

 相手は聖光と同様、強い精神力を持ち合わせる。5点差を追い付いて決勝再試合に持ち込み、4季連続出場を狙った創志学園を振り切った。相手の粘りを警戒した。

 「決勝再試合が相手を強くした。精神的なタフさはどこからくるのか」。出場を決めた後は1キロバットを振り込ませて、大阪入りした。「馬力を上げたかったからね。クリーンアップにバキってのが欲しいね。ここぞという時に」。過去の夏最高成績は4度の8強進出。悲願の白河越えは、福島勢が似合う。