「清宮フィーバー」をカナダから届ける。早実・清宮ら注目のスラッガーが出場する第28回U18(18歳以下)W杯(9月1~11日)が、テレビ朝日でスーパーラウンド(2次リーグ)第2戦から決勝までの3試合を系列24局全国ネットでライブ中継されることが20日、分かった。オープニングラウンド(1次リーグ)5試合とスーパーラウンド第1戦は「BS朝日」で中継予定。インターネットテレビ局「AbemaTV」も日本戦全試合を中継予定で、異国の地での高校ジャパンの活躍が見られる。

 遠く離れたカナダの地から、高校通算107本塁打の早実・清宮の新記録をリアルタイムで視聴できる態勢が整った。テレビ朝日が9月にカナダ・サンダーベイで開催されるU18W杯の日本戦のスーパーラウンド第2戦から決勝戦までの3試合を系列24局全国ネットでライブ中継を予定していることが分かった。日本で開催された2年前の同大会では決勝を同局で中継したが、スーパーラウンドからは初となる。

 現地では「清宮シフト」が敷かれる。両ベンチサイドに独自のテレビカメラを設置。日本選手の表情や様子をピンポイントで捉える。オープニングラウンド5試合とスーパーラウンド第1戦は「BS朝日」で中継予定で、日本が勝ち進めば、最大9試合が放送される。早実の香川、愛知の招待試合を中継したインターネットテレビ局「AbemaTV」でも日本戦全試合を中継予定。初優勝を目指すチームの活躍を届ける。

 チームには清宮ら「持ってる男」が選出され、視聴率も期待される。前回大会の米国との決勝戦では関東地区で視聴率18・6%を獲得。現時点ではスーパーラウンドなど、日本戦の試合開始時間は未定だが、清宮の本塁打記録更新がかかる試合だけに、注目度がさらに高まることが予想される。高校野球界のレジェンドが解説を務める予定で、甲子園後もお茶の間を熱狂させてくれそうだ。

 ◆U18W杯 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する、18歳以下による世界大会。81年に始まり、今回が28度目。前回15年は日本で初開催した。日本が高校日本代表で臨むのは、04年(準優勝)12年(6位)13年(準優勝)15年(準優勝)に次いで、今回が5度目。1次リーグは2組各6チームで総当たり戦を行い、各組上位3チームが2次リーグ進出。2次リーグの上位2チームで決勝を争う。