日本代表の清宮幸太郎主将(3年=早実)は、銅メダルを獲得したものの、試合後、涙があふれてきた。

 「勝ったけど悔しさが残った。キャプテンとしてみんなでやってこれて良かった。キャプテンとしてこの試合、みんなに貢献できなかったけど、文句を言わずについてきてくれた。みんな声を出していいチームになった」と声を絞り出した。

 高校最後の試合は4打数1安打1打点。自らの高校通算記録を更新することはなく111本塁打で終えた。

 世界一を目指した清宮にとっては、今大会の打撃は納得いくもではなかったようだ。

 「みんなも上の舞台でやると思うけど、この仲間は貴重になってくるので大事にしていきたい。バットが違うのもあったけど、もっと練習が必要だなと思った。ずっと監督さんが結果が出ない中、4番で使ってくれた。なかなか打てなかったけど、メダルは取れた。この悔しさは早実で負けたときとは違う悔しさ。もし(次に)日本代表に入れれば悔しさを晴らしたい。技術的にも人間的にも変わることができた。2年半で人生を大きく変えることができた」と話した。