来秋ドラフトは、2000年生まれの高校生「ミレニアム世代」に注目だ。全ポジションで有力候補の名前が挙がる。中でも注目は大阪桐蔭。投手も兼ねる“二刀流”の根尾昂(あきら)内野手(2年)、今夏のU18W杯日本代表の藤原恭大外野手(2年)ら、6選手がドラフト候補。もし6人が指名されれば、1チームから史上最多となる。

 大阪桐蔭・中川卓也内野手(2年)は、主将としてタレント軍団を引っ張る。今夏の甲子園では、自身が一塁ベースをまたぎ最後のアウトを取れず、そこからサヨナラ負けを喫した。新チームでは三塁手へ。「1球の悔しさというのを忘れてはいけない」。強い心と堅実な守備で成長を続ける。