高校野球の対外試合が8日、解禁された。昨春センバツ王者の大阪桐蔭は、関西学院(兵庫)と練習試合を行い、19-0で快勝。今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(2年)が、ソロ本塁打を含む4打数3安打で打線をけん引した。

 初回から4番の仕事を果たした。1回1死一、三塁、根尾の打球は右翼手の手前に落ちる先制適時打。さらに、2四球を選び5回の第4打席では、1ボールから左翼へ通算21号となる本塁打。「強く振れてる証拠かなと思う。間違いなく状態は上がっている」と好調を実感した。

 チームも5回だけで3本塁打、計24安打19得点。西谷浩一監督(48)は「3月8日を1つの目標としてやってきたので、つなげていきたい。調整(試合)とかはないので」。昨年も関西学院に11-0の快勝から始まりセンバツ優勝にたどり着いた。史上3校目となる春連覇の偉業へ、好発進だ。