延岡学園(宮崎)が初戦で敗れた。4回まで5-1とリードも5回に同点にされると6回に2点を勝ち越された。プロ野球出身の三浦正行監督(66=元大洋捕手)にとってほろ苦い甲子園初采配となった。
三浦監督は淡々と敗戦をふり返った。
-試合をふり返って
三浦監督 予想通り5点は取ったがそれ以上に取られてしまった。終盤2点差だったら何とかなると思ったが次(8回)の2点が痛かった。
-先発の上野について
三浦監督 悪くはなかった。同点にされた5回は高めに入った。エースなんで何とか5回まではと思っていたが自分の判断ミス。交代が遅れたことが悔やまれる。後悔先に立たずです。
-上野から吉田に交代したのは6回、先頭打者に勝ち越し本塁打を打たれた後だった
三浦監督 高校野球なのでエースは代えづらい。でも交代が遅れた。それをずっと引きずっていた。早く見抜いてやれば良かった。
-相手の国学院栃木は先発の水沢を1回で降ろして2回から継投に入った
三浦監督 ずいぶん早く代えたなあと。野球で難しいのが投手の交代。早め早めの継投、向こうの方が上だったかなと思う。
-甲子園初采配
三浦監督 感動しました。もう1回、夏に来たい。
-夏に向けての課題は
三浦監督 野球って投手を含めた守備だと思っています。打撃というのはあてにならない部分がありますから。投手陣を整備したいですね。
-指導方針は
三浦監督 ノビノビとやらせてあげたい。上から抑えつける指導はしたくない。9つダメな部分があっても1つの良いところを褒めてあげたい。