第100回全国高校野球選手権記念東兵庫大会の組み合わせ抽選会が26日、行われる。記念大会の今年は東西に分かれ、兵庫から2校が甲子園に出場。東兵庫大会は、報徳学園が巻き返しを狙う。

 昨秋の県大会で、報徳学園はまさかの1回戦敗退。打線が奮わず競り負け、主将の神頭勇介内野手(3年)は試合後、涙を流した。10年ぶりに夏の第1シードを逃したが気合は十分。今秋ドラフト上位候補の小園海斗内野手(3年)も「残された最後の大会。全員1つになってやりたいと思います」と8年ぶりの夏の聖地を目指す。

 春の近畿大会4強の滝川二にとっても負けられない戦いになる。山本真史監督(59)は「滝川二も100周年なので、100回大会に出られれば最高ですね」と話していた。近畿大会でランニングホームランを放った俊足の1番高島大輝外野手(3年)が打線をけん引。左腕の田辺大登投手(2年)の成長も著しく、戦力はそろった。

 昨夏代表の神戸国際大付も長打力があり連覇も十分。好投手を持つ公立校の市尼崎、市西宮も実力は高く、激戦区になりそうだ。