小山北桜(栃木)は雷中断をものともせず、初戦突破を果たした。

 2点を追う6回に適時打と相手の失策で同点に。ただ直後の7回に守備に就くと雷が鳴り始め、試合は約10分間、中断した。

 柏村雄友主将(3年)は「2点入った後なので、ピンチがあるかもしれない。でもベンチでは落ち着けました。神様のおかげかと思います。慌てないで自分たちの野球ができました」。チーム全員が冷静さ保ち、8回に勝ち越しを呼び込んだ。

 2回戦は13日にシード校の宇都宮南と対戦する。今春に練習試合で対戦歴があり、その時は敗戦。柏村主将は「自分たちが目指すのはベスト8。慌てず自分たちの野球をやりたいです」と表情を引き締めた。