広島県高野連は9日、西日本豪雨の影響を受けて、第100回全国高校野球選手権広島大会の開幕を17日に変更すると発表した。当初開幕日は7日に予定されていたが、8日に順延した後11日に遅らせ、今回再び延期。被害状況について各方面から情報収集を行い、9日に臨時の運営委員会を開催し、11日の開幕が困難であると判断した。広島県内の被害は大きく、球児のなかには避難を余儀なくされた選手もいると言う。

 また、当初は開会式と決勝戦をマツダスタジアムで行う予定だったが、開会式はみよし運動公園野球場で開催。決勝は当初の24日から4日遅れて28日に、しまなみ球場で行われる予定だ。

 広島以外にも各地で影響が出ている。大規模な浸水被害が起こった岡山では、会場の1つである倉敷市営球場が自衛隊の活動拠点となるため、急きょ日程を再考。北福岡大会会場の県営筑豊緑地野球場では、隣を走る国道で土砂崩れが起き、一部が場内に流れ込んだ。試合を振り替え、復旧を急いでいるという。