西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県で13日、第100回全国高校野球選手権記念岡山大会が開幕した。倉敷マスカットスタジアムでの開会式では犠牲者に黙とうがささげられ、被災した球児たちもさまざまな思いを抱え、目を閉じた。

 選手宣誓は、作陽の橋本龍太主将(3年)が務めた。「先日の豪雨によって岡山県は甚大な被害を受けました。まだ避難をして、苦しい生活を余儀なくされている方々も、たくさんおられます。その中で私たち高校球児が、この大会を通じて被災者の方々に勇気と感動を与えます」と宣誓した。作陽には、直接的な被害があった選手はいなかったが練習が思うように出来なかった他のチームを思いやり「こうやって野球をさせてもらっていることに感謝したい」と話した。