下関国際が04年岩国以来、14年ぶりとなる大会連覇で3季連続甲子園出場を果たした。
4番鶴田克樹投手(3年)が、1回1死一、二塁から左中間最深部への特大先制3ラン。投げても宇部鴻城打線を3安打に抑えて9奪三振。自己最速を更新する147キロもマークして完封した。投打二刀流の活躍に「昨年は3年生に連れて行ってもらった。今年は自分で、という思いで投げていた」。坂原秀尚監督(41)は「鶴田を中心によく守ってくれた。記念の100回大会で甲子園に行こうと声をかけた3年生がやってくれた」と声を弾ませた。
◆下関国際 1964年(昭39)に下関電子工業高等学校として開校の私立校。下関高等学校を経て93年に現校名へ。生徒数は319人(女子72人)。野球部は65年創部。部員は51人。甲子園は春1度、夏は2年連続2度目。3季連続甲子園出場となった。OBにロッテ宮崎敦次。所在地は下関市大字伊倉字四方山7。山口和也校長。
◆Vへの足跡◆
2回戦9-0長門
3回戦10-0下関西
準々決勝8-4光
準決勝8-1宇部工
決勝5-0宇部鴻城