山梨学院の2番手で登板した鈴木博之投手(3年)は乱打戦の流れを落ち着けることはできなかった。

 「山梨の代表として、山梨のみんなに申し訳ない。エースが崩れて万事休すだった。自分が抑えられれば良かったのですが…。高知の打線は甘い球を逃さないし、くさいボールはカットしてきた。さすが全国だと思いました」と悔しさを押し込めながら話した。

 野球は高校で辞めようと考えているようで「甲子園のマウンドに立てたことは幸せでした。野球はもうやらないと思うけど、緊張した場面とかでしっかりできるように、この経験を生かしたい。11年間、野球は最高でした。仲間には感謝の言葉しかない」と汗を拭った。