金足農(秋田)吉田輝星投手(3年)が最後の最後で力尽きた。今夏は県大会初戦から甲子園準決勝までの10試合を完投。東北勢初優勝をかけて臨んだ決勝のマウンドだったが、大阪桐蔭の猛打の前に5回までに12失点。6回、2番手打川にマウンドを託し右翼の守備に回った。

 吉田は試合後「4回ぐらいから体に力が入らなくなった。5回にあれだけ打たれて自分の力不足です」と振り返った。

 秋田大会5試合で636球、甲子園6試合の投球数は881球。06年斎藤佑樹(早実)は甲子園で948球、98年松坂大輔(横浜)は782球を投げている。

 

<秋田大会>

7・15 秋田北鷹 9回 140球 150キロ

7・18 能  代 9回 147球 149キロ

7・20 秋田商  7回  87球 147キロ※

7・23 由  利 9回 130球 147キロ

7・24 明  桜 9回 132球 147キロ

<甲子園>

8・08 鹿児島実 9回 157球 148キロ

8・14 大垣日大 9回 154球 149キロ

8・17 横  浜 9回 164球 150キロ

8・18 近  江 9回 140球 146キロ

8・20 日大三  9回 134球 148キロ

8・21 大阪桐蔭 5回 132球 146キロ

合計 11試合 96回 1517球

※印は7回コールド