ともに歴代最多の春夏甲子園通算68勝(35敗)、同38度出場を誇る智弁和歌山・高嶋仁監督(72)が勇退することが24日、分かった。後任は同校OBで元阪神、現在は同校のコーチを務めている中谷仁氏(39)が濃厚で、秋からは新監督としてチームを率いる方向。

高嶋監督は名誉監督として、今後も教え子を見守るとみられるが、今夏の甲子園も出場した名将が一線を退く。

◆高嶋仁(たかしま・ひとし)1946年(昭21)5月30日、長崎県生まれ。海星(長崎)で外野手として夏の甲子園に2回出場。日体大卒業後、72年から智弁学園監督、80年から智弁和歌山監督。94年春に甲子園で初優勝し、その後97年、00年夏に全国制覇。主な教え子はヤクルト武内晋一、日本ハム西川遥輝ら。