春日部共栄(埼玉)が8日、始動した。昨秋関東大会で準優勝し、今春センバツ甲子園への出場が濃厚になっている。

本多利治監督(61)は「年末にしっかりと走り込みましたので」と例年より2日ほど遅い、新年の練習初日となった。

12月末の1週間、本多監督の故郷・高知で強化合宿に励んだ。球場のある黒潮町まで観光バス2台、トラック1台、片道15時間での大移動だったという。走り込みが主体のメニューをこなし、エース右腕の村田賢一投手(2年)も「最後までしっかりと自分を追い込めることができました」とパワーアップの手ごたえを感じている。

村田は強豪・横浜(神奈川)を破った秋季関東大会で、自己最速146キロをマークした。「ひと冬越えると速くなると思うし、上げていかなきゃいけない。目標は春までに150キロ到達です」と掲げた。センバツ出場校を決める選考委員会は1月25日に行われる。