第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)への出場が決まった松山聖陵(愛媛)の男性監督(37)が1年生部員の頭を小突くような映像が動画投稿サイトで公開されていることが28日、明らかになった。出場校が発表された25日の夜に投稿され、26日に把握した同校はすぐに県高野連に口頭で報告。この日、報告文書を提出した。

昨年9月ごろ松山市内の野球部寮で別の選手が隠れて撮影。野球部関係者は「野球に関してではなく、宿舎での生活に関して規律違反があったことを指導した」と説明し「映像を見ていただいて、判断は高野連にお任せする」と語った。同監督は同校の調査に「厳しい指導を反省する。今後は説諭する指導をしたい」と話しているという。

渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えている」と話した。監督は野球部の指導を続けるという。