東北(宮城2位)は県内の宿敵で前仙台育英の佐々木順一朗監督(59)率いる学法石川(福島2位)との対戦が決まった。

石川原太陽主将(3年)は「順一朗先生が行って、どのくらい強いのか楽しみ。自分たちは守備を堅くし、攻撃は大胆にいければ、どんなチームでも勝てると思う」。過去に春12度、秋17度の東北制覇はいずれも最多。富沢清徳監督(52)の初采配にも注目だ。

同大会出場校の主将の談話は以下の通り。

▽青森山田(青森1位)根本雄太主将(3年=盛岡四との初戦に向け)「去年の秋は八戸学院光星が優勝しているので、自分たちも優勝を狙っています。県大会で光星に勝てたことは、すごく自信がついた。県大会では投手が良かったが、東北大会では打線を意識して戦っていきたい」

▽仙台育英(宮城1位)千葉蓮主将(3年=初戦で秋田中央と対戦)「課題は先制点を許してしまっていること。守備でリズムを作って、点数を増やせるか。テーマを持って優勝することが夏につながる」

▽盛岡四(岩手2位)畠山航輔主将(3年=青森山田と対戦)「東北大会は強いチームばかり。岩手の決勝(花巻東戦)は私立に気後れしてしまったので、劣勢でも明るくやることを意識したい」

▽盛岡大付(岩手3位)及川温大主将(3年=初戦で日大東北と対戦)「謙虚な気持ちで1戦1戦戦いたい。公式戦で勝つ感覚は、公式戦でしか得られないので、目標は優勝です」

▽鶴岡東(山形1位)平山雄介主将(3年=選手宣誓の大役も担う)「1点を大事にする野球を目指しているので、後半に集中しきれるかが大事になる。選手宣誓の文章はまだ考えていないですが『令和』の言葉は入れたいと思っています」

▽東日本国際大昌平(福島1位)増子颯主将(3年=聖光学院など福島の私学3強を破って出場し、初戦は能代との対戦が決定し)「どれだけ自分たちの力が通用するかを試す大会。守備での先頭をきることだとか、徹底事項を試合の中でしっかりやることが大事」

▽学法石川(福島2位)桑山武冴志主将(3年=初戦は佐々木順一朗監督も以前に指揮を執った経験のある東北と対戦)「相手がどこであろうと自分たちができる最大のプレーをするだけ。県大会では悔しい思いをしたので、東北大会では一番上までいきたいです」

▽日大東北(福島3位)弓田公幾主将(3年=今春センバツ出場の盛岡大付と初戦で対戦決定に)「夏に向けて東北大会では強いチームに勝ちきれるかを求められている。勝ち方を浸透させたい」