関東の雄、常総学院(茨城)が03年以来16年ぶりの甲子園制覇に向けて歩みを進めている。

今春センバツベスト4の明豊(大分)との招待試合に3ー2で勝利。プロ注目のスラッガー、菊田拡和外野手(3年)の「完璧だった」という、高校通算49号場外本塁打などで1度もリードを許すことなく勝利。好調をキープしている。

今年の常総学院は練習試合の勝率がすさまじい。5月以降の強豪校との練習試合で17勝2敗3分け。勝率は8割9分5厘。県内の高校野球関係者も「(春のセンバツは不出場ながら)常総学院史上3本の指に入る強さ」と口をそろえる。

打撃陣は菊田を筆頭に下位でも長打があり、1番から9番の総本塁打は100超え。投手陣もMAX148キロの菊地竜雅投手(2年)を筆頭にアンダースロー、U15経験者、軟投派など充実。守備・走塁でもスペシャリストがそろっている。

常総史上最強、そして甲子園史上最強へ。令和初の甲子園王者へ準備は整った。【倉田祥太】