部員11人の加悦谷(かやだに)は5安打を放ったがホームが遠かった。3年生3人が抜けると部員8人になるため、秋季大会は連合チームで臨むことが濃厚になった。

来年4月には宮津と統合して「宮津天橋(てんきょう)」が誕生する。校舎は両校そのまま。現1、2年生が卒業するまでは校名も残り、ユニホームも変わらない予定。宮津天橋の1期生として来春入学してくる生徒が加悦谷、宮津のユニホームを着るのか、宮津天橋の新ユニホームを作るのかなどの詳細は決まっていないという。

1つ分かっているのは3学年そろって加悦谷のユニホームを着るのは最後ということ。OBや親族らがスタンドから声援を送ったが勝利はつかめなかった。

小柴悠真内野手(3年)は「やっぱり悔しいです。3年間はあっという間でした。やることがたくさんあって、もっともっと時間がほしかった。まだこのメンバーでやりたいなという気持ちです」と寂しそうに振り返った。

強打の日星は危なげない試合運びだった。初回に3安打で3点を奪い、相手ミスも生かして終盤にも点を重ねた。左腕の吉岡聖馬投手(3年)が5安打11奪三振で完封した。