大阪桐蔭が、手堅い試合運びで、阪南大高を下した。初回、2死二塁から2試合連続で4番を任された仲三河優太外野手(2年)の適時打で先制。

4回、先発の藤江星河投手(2年)が2ランを浴び逆転されたが、その裏すぐさま逆転。4回裏、3番西野力矢内野手、5番吉安遼哉内野手(ともに2年)の適時打など、4安打で6点を追加。西谷浩一監督(49)も「点取られた後に取り返せたのは良かった」とうなずいた。終盤の7、8回にも犠飛で3点を追加した。

試合後、西谷監督は今大会、継続的にクリーンアップを任されている、仲三河、西野、吉安ら3人を「たまたまです。朝いいなと思った人を決めました」。投手陣は3投手の継投で11安打されたが4失点と粘投。「もっと楽に勝ちたい。打たれながら粘ってつないでいく。きれいに勝てたら一番いいけど、ここから(の対戦は)はそんな相手じゃない。粘り合いの中で勝ちたいです」と納得の表情は見せなかった。