初の春夏連続甲子園出場となった履正社(大阪)が大会タイ記録の1試合5本塁打の一発攻勢で、甲子園初勝利を目指した霞ケ浦(茨城)に打ち勝った。

1回表、桃谷惟吹外野手(3年)の先頭打者本塁打と、4番井上広大外野手(3年)のソロで2点を先制した。

2回にも2点を追加。3回には8番野上聖喜内野手(3年)の2ランなどで3点を加え、霞ケ浦のプロ注目右腕・鈴木寛人投手(3年)を攻略した。7番西川黎外野手(3年)もソロを放つなど、6回までに9点を取った。4点差に迫られた9回には桃谷がこの試合2本目のソロを放ち06年の智弁和歌山(対帝京)に並んだ。

霞ケ浦は3回に天野海斗内野手(3年)が負けじとソロを放った。6回にも天野の2点適時三塁打などで4点を加え反撃したが、甲子園初勝利はつかめなかった。