東北王者としてセンバツに出場する仙台育英(宮城)が13日、仙台市役所を表敬訪問し、郡和子市長(62)の前で全国制覇への意気込みを示した。

大林茂副校長(66)、須江航監督(36)、早坂和晋部長(25)と一緒に出場報告を行ったのは田中祥都主将ら昨秋の明治神宮野球大会のベンチ入り18人。大林副校長は「東北王者の自覚と持ち味を発揮して仙台に威風堂々と凱旋(がいせん)したい」と力強くあいさつ。田中主将も「目標は東北地区(甲子園)初優勝、全員で日本一を狙いたい」と意気込んだ。須江監督は「(最速140超7人の)投手陣の球速はさらに上がっている。4、5人がベンチ入りメンバーを上回る成績を残している。順調すぎて怖いくらい」と手応えは十分ある。

昨夏まで春夏通算40度(春12度)の甲子園出場で通算48勝40敗(春12勝12敗)。チームは25~28日の福島・いわき合宿を経て、対外試合が解禁になる3月には岡山合宿を予定している。昨年末の全国高校駅伝ではアベック優勝。男子サッカー部も全国高校選手権で30年ぶり8強に輝くなど、快進撃は続く。須江監督は「追い風が吹いている。ベンチ入りは多く入れ替わる可能性がある」と最終登録までのチーム内競争に期待した。