前磐城監督の木村保教諭(49)も交流試合開催を歓迎した。

4月に赴任した福島商で取材に応じ、「センバツ中止から曇る話ばかり。私の異動や4月の練習再開後も休校で、全体練習ができない中で夏の大会中止が決まり、はい上がることができないほど苦しい日々が続いたと思う。あの子たちが心底うれしいお知らせをいただいたと思う。彼らのうれしい顔が浮かびますね」と笑みを浮かべた。

自身は転勤後、同校に事務局がある県高野連の副理事長に就任。高野連業務に従事するため、野球部の指導からは離れたが、現在は福島大会に代わる独自大会準備メンバーの1人として、開催に向けて尽力する。3月までノックバットを振った教え子たちには、「どんな形であろうと、球場で試合をやらせてもらえるのであれば、コバルトブルーのユニホームで躍動する姿を思いっきり発揮することを願っています」とエールを送った。【相沢孔志】