昨秋の関東大会8強で、センバツ補欠校の西武台(埼玉)は13日、チーム練習を再開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月31日から活動を自粛。1日から分散登校が始まり、自主練習を行ってきたが、この日から学年ごとに時間を分けての再始動となった。
3年生34人全員での練習は2カ月半ぶり。練習前には最上級生のみでミーティングを行った。議題は12日に発表された埼玉独自大会について。大会にどのようなメンバーで臨むか生徒たちで話し合った。選択肢は3つ。下級生を含めたベストメンバーで戦うか、3年生のみベンチ入りして勝利にこだわるか。大会は1試合ごとのメンバー変更が認められるため、思い出作りを優先して3年生全員で出るという案も出た。ミーティングでは1人1回は発言をし、議論が白熱。約2時間をかけ、3年生のみで20人を構成し、優勝を目指すことに決めた。
小松大空(そら)主将(3年)は「思い出作りに走ると、本当の思い出にはならないのかなと思った。言いたいことを言い合って結論が出て、一丸となってスタートできます」と語った。河野創太監督は、日ごろから選手たちには自主性や自立を促している。自粛期間中は、自主練習のメニューも3年生たちに任せてきた。意思を尊重し、8月に向けて準備を進めていく。
センバツや春季大会、夏の甲子園など大会の中止が相次いだが、主将は「ここでブレたら終わり」と気持ちを切らさずに引っ張ってきた。昨秋の県大会決勝では花咲徳栄に敗退。最後の夏でのリベンジを誓う。「花咲徳栄や浦和学院に勝ちたい。甲子園はなくなったけど、甲子園に向けてという気持ちは持ち続けたい。優勝して終わりたいです」と意気込んだ。【湯本勝大】

